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劇薬の定義

投稿日時:2014-03-24 14:33

現代の医療において薬はかかせないものです。

しかし、「劇薬」という言葉は聞いたことがあっても、どのような定義なのかを知っている人は少ないものです。

劇薬とは、薬事法にもとづき厚生大臣が指定する一群の医薬品のことです。

詳しく述べると、毒性が強く中毒量と常用量がきわめて接近しているものや、副作用の発現率が高いもの、常用量で激しい薬理作用を示すもので、使用法を誤ると危険なものが指定されています。

ですから、一般の薬とは別に保管、陳列することが義務付けられています。

容器や包装には、白地に赤枠、赤字で品名と「劇」の文字を記載しなければなりません。

似た言葉で、「毒薬」というものもありますが、毒薬は劇薬よりはるかに毒性が強いものを指します。

劇薬より毒薬のほうが約10倍の毒性があります。

医療で使われる薬には、このように、毒性が強いものも含まれます。

しかし、容量や用法を正しく守ることで、人間の医療に役に立てることができるのです。

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